


北海道産木材を活用した建材や製品を紹介する「HOKKAIDO WOODのある暮らし」。第8回目の記事は「栗山家具有限責任事業組合」です。
※全8回の連載となります。
栗山家具有限責任事業組合は、北海道夕張郡栗山町にある6つの家具製造会社や作家工房と、札幌市で家具や店舗設計と製造を担う会社で構成される組織です。同組合が地域ブランドとして掲げた家具「KURIYAMA FURNITURE」は、主に北海道産のエルム(ニレ)の木を使用しています。
今回、札幌市白石区にあるKURIYAMA FURNITUREのショールームにてお話を伺ったのは、KURIYAMA FURNITUREのディレクター、田中耕介さん。
「家具に使用している北海道産エルムの木は、KURIYAMA FURNITUREの立ち上げ以前からずっと栗山町の家具職人の間で使用されてきました。栗山町は家具作りの伝統を持つ町で、その歴史は半世紀以上。家具製造会社や工房が町内にいくつもあり、主に受託製造(OEM)や小売店への卸売りを中心に活動してきました。しかし、地域ブランドとして立ち上がっていくことを決め、約10年前に栗山家具有限責任事業組合を結成し、KURIYAMA FURNITUREがスタートしたんです。
エルムの木を活用したのは、流通の面で手に入りやすかったという理由もありますが、家具になった時の木目の美しさもあります。また、材が粘り強く、折れにくいので家具への加工がしやすいという実用的なメリットもありますね」
「KURIYAMA FURNITUREでは、ダイニングテーブル・チェア・テレビボード・ソファなど、主にリビングやダイニングで使用される家具をメインで取り扱っています。一部にナラ材の使用もありますが、主たる木材は北海道産のエルム材を使用。また家具は受注生産なので、既製品製造の他にも『テレビボードの幅がもう少しほしい』や『円形のダイニングテーブルを探している』と言ったご要望にもお答えすることができます。これは、技術がある家具職人がいるからこそ成せることだと思っています」
「組合発足後、Webサイトやカタログ制作に着手しブランド認知を進め、3年前にやっとこのKURIYAMA FURNITUREのショールームを札幌市白石区にオープンさせることができたんです。成長を急ぎすぎてしまい深い谷に落ちてしまうことがないように、これからもゆっくりとブランドを成長させていけたらと思っています。その上で、『どの木材でも良い』ではなく、北海道産のエルムの木でKURIYAMA FURNITUREの価値を高めていきたいです。栗山町の家具職人たちが、ずっと使用し続けている信頼感のある木種ですからね」
企業名:栗山家具有限責任事業組合
住所:〒003-0022 北海道札幌市白石区南郷通13丁目南3-1 KURIYAMA FURNITURE SHOWROOM
電話番号:080-8477-8689
URL:https://kuriyama-furniture.com/
Instagram:https://kuriyama-furniture.com/